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「ハラスメントとは?— 職場で知っておきたい基礎知識と対策ガイド」

更新:2025年03月21日

1. ハラスメントとは?まずは基礎知識をおさえよう

「ハラスメント」という言葉をニュースやSNSで耳にする機会が増えました。
しかし、「どこからがハラスメントなの?」「どのように対策すればいいの?」と疑問に感じる人も多いでしょう。

ハラスメントとは、「他者に不快感を与え、尊厳を傷つける行為」 のこと。重要なのは、「加害者の意図」ではなく 「受け手がどう感じるか」 という点です。

例えば、「仕事のために厳しく指導した」つもりでも、受け手が 「精神的に追い詰められている」と感じれば、パワーハラスメントに該当する可能性があります。

では、具体的にどんな種類のハラスメントがあるのか、詳しく見ていきましょう。

2. 職場で問題となるハラスメントの種類【主要リスト】

ハラスメント名概要
パワーハラスメント(パワハラ)上司や同僚が立場を利用して精神的・身体的な苦痛を与える
セクシュアルハラスメント(セクハラ)性的な言動や不適切な発言、身体的接触による嫌がらせ
モラルハラスメント(モラハラ)言葉や態度で相手の精神を追い詰める行為
マタニティハラスメント(マタハラ)妊娠・出産・育児休業の取得を理由にした不利益な扱い
カスタマーハラスメント(カスハラ)顧客や取引先からの過度な要求や迷惑行為
アカデミックハラスメント(アカハラ)教育・研究の場での不適切な指導やパワハラ
エイジハラスメント(エイハラ)年齢を理由とした差別や嫌がらせ
スメルハラスメント(スメハラ)体臭・香水・タバコの匂いなどで周囲を不快にさせる行為

また最近ではSOJIハラスメント(ソジハラ) LGBTQ(性的マイノリティ)の方等への嫌がらせ

リモートハラスメント(リモハラ) 画面越しに見える部屋の様子や私生活への質問、逆ハラスメント(逆ハラ) 上司の指示に従わない、無視する、集団での嫌がらせなどもあります。ハラスメントの数は一説によると47種類に上るといわれており、さらに、新しいハラスメントの概念が増えてきています。

3. ハラスメントが起こる理由とは?

職場でハラスメントが発生する理由には、以下のようなものがあります。

📌コミュニケーション不足

👉「相手がどう思うか」を考えずに発言・行動してしまう

📌価値観の違い

👉世代・文化の違いによって「当たり前」がズレる

📌立場や力関係の影響

👉上司や先輩が無意識にプレッシャーを与える

📌職場の環境や風土

👉「これくらい普通」という文化があると、ハラスメントが常態化する

📌自分の考え方を見直すことも大切

一つひとつの発生理由に自分を照らし合わせセルフチェックすることは大切ですが、最も重要なのは「自分の考え方を見直す」ということかもしれません。

キーワードは
ダイバーシティ&インクルージョン(多様性を受け入れる姿勢)
アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見に気づくこと)

この辺りは、わたくしラボパンダとともに、次の機会にでもレポートしたいと思います!

4. ハラスメントは法律で禁止されている!

2020年にパワハラ防止法は制定されました。正式名称は「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律〔略称:労働施策推進法〕」です。

企業におけるハラスメント対策は、この労働施策推進法により、さらに強化されました。
✅パワーハラスメント防止措置の義務化(2020年6月1日施行)

• 従業員50人以上 の企業は、パワハラ防止策を講じることが 義務 になりました。
• 中小企業 も、2022年4月1日から義務化の対象となっています。
• 企業が講じるべき措置 には、「ハラスメント防止の方針明確化」「相談窓口の設置」「再発防止のための教育」などが含まれます。

5. ハラスメントの対策と防止策

職場でハラスメントを防ぐためには、次のような対策が有効です。

📌企業としての取り組み

✅ハラスメント防止ポリシーの策定(2020年の法改定により義務化)
✅研修やワークショップの実施(企業の責務として推奨)
✅相談窓口の設置(労働施策総合推進法の改正で明確化)

📌個人としての取り組み

✅「自分の発言・行動が相手にどう受け取られるか」を意識する
✅ ハラスメントを受けた場合の相談先を知っておく
✅職場の雰囲気を変える努力をする

6. もし職場でハラスメントを受けたら?具体的な行動ステップ

職場でハラスメントを受けた場合、「我慢する」「なんとかやり過ごす」 ことが解決策にならないケースが多く、むしろ状況が悪化するリスクがあります。「これはハラスメントかも?」と感じたら、以下のステップで冷静に対応することが重要です。

1. 記録を残す

👉いつ・どこで・誰が・どんなことをしたかを具体的にメモする
👉可能なら メールやチャットの履歴、音声録音、スクリーンショット なども記録に残す
👉「証拠がないと意味がない」と思わないこと
(たとえ物的証拠がなくても、状況を整理して記録すること自体が重要)

2. 信頼できる人に相談する

👉 まずは社内の相談窓口や上司・人事部に相談(企業に相談窓口がある場合)
👉 社内で対応が難しい場合は、外部機関を活用
労働局の「総合労働相談コーナー」(全国に設置、無料で相談可能)
ハラスメント相談窓口(専門NPOや労働組合など)
弁護士に相談(法的対応が必要な場合)

3. 早めにアクションを起こす

👉 「様子を見る」「我慢する」ではなく、状況が悪化する前に動く
👉 自分で対処が難しい場合は、外部機関を頼ることも選択肢

「社内で相談すると報復が怖い…」「誰に相談していいかわからない」と感じる場合は、外部の相談窓口を利用することで、適切な対処策を見つけやすくなります。

7. ハラスメントをなくすために、私たちができること

ハラスメントをなくすためには、企業だけではなく、働く一人ひとりの意識改革が必要です。
「ハラスメントを防ぐために、自分は何ができるのか?」
この問いを、企業・管理職・従業員それぞれの立場 で考えてみましょう。

📌【企業】 ハラスメントの起こりにくい職場環境をつくる

ハラスメント防止方針を明確にする(2020年の法改定で義務化)
匿名相談窓口を設置し、安心して相談できる環境を整える
「ハラスメント=重大な問題である」と認識する社内文化をつくる

📌【管理職】 リーダーとしての意識を変える

「部下との距離感」を意識し、過度なプレッシャーをかけない
アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)をなくす努力をする
ハラスメントを見逃さず、部下が安心して働ける環境をつくる

📌【従業員】 お互いを尊重する文化をつくる

傍観者にならず、ハラスメントに気づいたら声を上げる
「自分は加害者になっていないか?」を意識する
相手の立場に立って考える習慣をつける

「ハラスメントをなくす」というと難しく感じるかもしれませんが、一人ひとりが「相手の気持ちを考える」ことから始めるだけでも、大きな変化が生まれます。

「ハラスメントを受けたらどうする?」ではなく、「ハラスメントのない職場をどう作る?」 という視点を持つことが大切です。

最後に

ハラスメント対策は、企業・管理職・従業員の三者が協力して取り組むことが重要 です。
『ハララボ』では、職場のハラスメントをなくすための情報発信 を続けていきます。
定期的にチェックして、「より良い職場環境づくり」のヒントを得てください!